これまで「SNS詐欺師の見分け方~SNSで騙されないために~」「SNS詐欺に見るマーケティング~SNSで騙されないために~」のブログを書きましたが、このブログはその続編でもあり、やりたい放題のなりすまし詐欺師の実態のレポートです。
きっかけはこれまでと同じです。Facebookでの友達申請が届き、見知らぬ人でも自分のブログに興味持ってくれたのかと思い、やりとりを始めます。ほとんどはFacebook、Messengerでのやりとりは慣れていないのでLINEでお話ししましょうというパターンになります。
私に届いた友達申請はコスプレが趣味の女性の方からでした。ここから実態を知ってもらうために、現在もFacebookに存在する、なりすましの人物を紹介します。
氏名は”Zhang Rosy”
基本データは、小恵ちゃん服デザインスタジオ 設計師。台北實踐大學 主修服裝設計,副修工商行政管理,金融方向選修に在学していました。港区在住、台北市出身、独身と記載されています。
こちらはなりすましに使われている写真です。


仕事、趣味、お互いの写真交換をして、「おはよう」の挨拶から「今、何してるの?」「お昼は何を食べた?」そして「おやすみなさい」まで、普通にやりとりをしていきます。
プライベートな深い話もしていきます。小恵ちゃんの恋の物語を聞きました。
「私が27歳の時、優しくて堅実な男性に会いました。彼は消防士で、私たちは友達を通じて知り合った。その後私たちは愛し合って、彼は私にとても優しくて、とても私をかわいがってくれました。よく一緒にいろいろな美食を食べに行きます。休みに一緒に旅行に行って、一番たくさん来たのは日本です」
「私たちも29歳の年に結婚することにしました。私たちはみんな日本の文化と美食が好きで、日本の生活が好きです。結婚してから日本に住むつもりですが、これは私たちの共通の願いです。しかし天意が人をからかったのは,結婚の直前に事故があった」
「結婚する1ヶ月前に火災が発生しました。女の子が部屋から出てきませんでした。彼は火事に飛び込んで女の子を救ったが,自分は火の中に閉じ込められた。女の子は救われましたが、彼は永遠に私を離れました」
「ある時私は病気で午前3時に。大雨が降っているので,彼ががむしゃらに薬を買ってくれたのだ。そして私が食べたいものは、彼は苦労をいとわずに私のために買いに行きます。私はとても感動して、彼をとても愛しています」
「彼が犠牲になった日私が知らせを受けた時。この世界が崩れたような気がして、私は彼が私を離れた事実を受け入れることができません。そのころ私は黙っていたが,私の最も悲しい日でもあった」
「姉がずっとそばにいて、1年間一緒にいて慰めてくれました。私は悲しみから抜け出し事実を受け入れ積極的に生活に直面しました。姉の長い励ましと世話のおかげで,私はだんだん強くなってきた」
「姉はとても素敵で、彼女は私を励ましてくれて、私は積極的に生活に直面させてくれました。姉は私にアメリカにいて一緒にいてくれと言っていた。でも私は日本に来ることを選びました。私も彼も日本が好きだから。だから私は日本でよく生活して、彼は天国で知っても安心します。これが私の今の強さです」
LINEでやりとりしている内に、アニメや漫画の主人公モチーフにした幻想的でセクシーでもあるコスプレの写真が送られてきました。


小恵ちゃんとの会話が1週間程度続いた頃、投資の話が巧みに入ってきます。
「私は日本に来て、姉がお金を貸してくれました。私は日本に来て自分のスタジオを開いた。姉は私に原油を勉強させてくれた。これは姉の専門で、姉はニューヨークのウォール街の金融会社で働いて、原油データ分析チームを管理しています」
「すみませんあなた、返事が遅くなりました。さっき姉と原油を取引していました。姉に助けられて4212ドル、約64万円儲けました。これは姉のおかげです。姉の助けがなければできない」
「あなたは原油即時取引を知っていますか?どうして投資しないんですか?」
私が、「個人的にマーケティングタントをしていて投資詐欺の研究や相談も受けるんです」と言うと、そこでもうやりとりはストップです
この写真を画像検索したところ、切切キリコさんだと分かりました。こちらはtwitterのリンクです
切切キリコさんのコスプレ撮影会があるというので、やりとりしている間に予約していたので行ってみました。私は当然、行くことは伝えてないので相手がびっくりするだろうと思っていたのですが、私の名前を言ってもキョトンとしています。
LINEのやりとりを見せると「私はLINEはやってない、出身は台湾じゃないし、アメリカに姉もいない、消防士の彼なんていなかった」と言います。
これまでのやりとりは全てであげだったのですね!
さすがにあきれかえる、逆にこのなりすまし詐欺にはプロデュースサーやシナリオライターがいるチームだと思いました。
さぁ、SNSでやりとりしている相手は本当に実在するのでしょうか?
会うまでに長いやりとりをしながら、無駄な時間やお金を浪費していないでしょうか?
生成AIもあっていくらでも虚構を作り出せる時代になってしまいました。
出会うことが簡単そうで新しい困難さが生まれたこの時代、なんかしんどいですね~

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