「100案出せますか?」アイディア出しのヒント

コミュニケーション
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CMプランナーとして仕事をし始めたころ、ハンズフリーのコードレス電話が登場して、その企画を考える機会がありました。いきなりですが上司に「100案考えてこいっ!」と言われて、おいおい・・とちょっと引いたことを今だに覚えています。ただしその頃は全くの新人で試されているとも思い、意地になって考えました。電車で出勤する時はもちろん、お昼を食べていてもお風呂に入っていてもトイレに行くときも確か一週間ほど考え続けました。

自分の知識や経験は総動員です。こんな時にあったら便利、今までできなかったことができるようになる、映画で見たこんなシーンにあったら、タレントの~にこう言わせてみたら・・・1日で一気に30案程度はひねりだしましたが、その先がなかなか出てきません。

その時にヒントになったのが、ガルシアマルケスの「百年の孤独」という小説でした。一族が蜃気楼の村を創設し、隆盛を迎えながらも、やがて滅亡するまでの百年間を舞台とした小説。七世代の家族が登場するのですが、同じシーンを違う人物の視点で描きながら、徐々に物語が進んでいくという内容でした。

自分の知識や経験だけでは確かに限界がある、でも自分の親の目線ではどうだろう、祖父や祖母なら、幼児なら、親戚の~なら、友人の~なら、と考える脳を変えていくことにトライしたのです。そうすると不思議に別のアイディアが生まれてきました。

私はいま何かで100案出すような機会には恵まれなくなりましたが、その頃の経験もあって、もうアイディアを出すことは苦に感じない、むしろそれをを楽しむようになっています。

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